概要
サーバとファイルをやり取りするにはFTPを使うのが一般的です。
わざわざFTPのクライアントソフトを使わずにファイルを操作できたら便利なのにと思ったことはありませんか。
sshfsを使うと 外付けディスクを使用するのと同じような感覚 でサーバのファイルを操作することができるようになります。
ファイルのリネームや削除はもちろんコピー＆ペーストやドラッグ＆ドロップを使ったファイルの移動まで、サーバのファイルをローカルにあるファイルと同じように Finderから操作 できます。
sshfsとは
sshfsとはsshを使って接続したサーバとの通信をファイルシステムとして取り扱えるようにしたものです。
通常sshを使ってファイルのリネームや削除といった操作を行うにはコマンド操作が必要になります。
sshfsはFinderから行うファイルのリネームや削除といった操作をコマンドに変換してサーバとの通信を行います。
一度サーバをファイルシステムとしてマウントしてしまえばサーバとの通信を意識する必要はありません。
MacFuseをインストールする
sshfsはssh接続したサーバをファイルシステムとして扱うものです。
ssh以外にもftpやntfs、面白いものではGmailをファイルシステムのように扱えるものまであります。
こういったソフトはそれぞれのリソースをファイルシステムと繋ぐドライバのようなものです。
MacFUSEはこれらのソフトとにMacのファイルシステムとを繋ぐ役割をします。
OSX Lion用のファイルをダウンロードする
今回はOSX Lionで使用することを考えます。
下記のページからパッケージをダウンロードしてください。
Official Wuala Blog.: Wuala for OS X Lion
MacFUSEがインストール済みの場合
すでにMacFUSEがインストールされている場合にはアンインストールする必要があります。
もしインストールに失敗するようならアンインストールしてみてください。
「システム環境設定」＞「MacFUSE」＞「Remove MacFUSE」
と進んでください。
sshfsのインストール
下記のページからパッケージをダウンロードしてください。
アプリケーションフォルダにコピー
SSHFS GUIの設定
sshfsを使う前に、サーバとssh接続できることを確認してください。
サーバ名、ユーザー名とパスワードを入力します。
ssh接続と同じものを使います。
公開鍵暗号を使った認証でパスフレーズを設定していない場合にはパスワードは必要ありません。
うまくいけばFinderに表示されます。
接続できない
接続できない場合はサーバ側の設定を確認してください。
/etc/ssh/sshd_config を以下のようにするとよいです。
# override default of no subsystems
#Subsystem sftp /usr/libexec/openssh/sftp-server
# ↑がコメントアウトされている場合には外 す↓
Subsystem sftp /usr/libexec/openssh/sftp-server